← ブログ一覧に戻る

【2026年最新】中国のシェア自転車の乗り方 — Alipayでスキャンして解錠・返却まで完全ガイド

【2026年最新】中国のシェア自転車の乗り方 — Alipayでスキャンして解錠・返却まで完全ガイド

中国の街を歩いていると、歩道にずらっと並んだカラフルな自転車が必ず目に入ります🚲

青、黄色、水色。どれも見た目は同じような自転車ですが、これが中国の「共享单车(シェア自転車)」です。専用のスタンドに固定されているわけでもなく、道端に無造作に置いてある。「これ、誰でも乗っていいの?」と思いますよね。

答えは YES。しかも、外国人旅行者でも Alipay(支付宝)さえあれば、その場ですぐ乗れます。

私は中国・深圳に住んでいますが、このシェア自転車は本当に便利です。

  • 🚇 地下鉄で行くにはちょっと乗り換えが面倒
  • 🚕 タクシーを呼ぶほどの距離じゃない
  • 🚶 でも歩いていくにはちょっと遠い

中国旅行をしていると、まさにこの「中途半端な距離」に何度も遭遇します。そういうときにシェア自転車を使えるかどうかで、移動の快適さがまるで変わります。

この記事では、私が実際に広州でシェア自転車に乗った流れを、QRコードのスキャンから解錠、走行、返却までそのまま解説します😊

そもそも中国のシェア自転車ってどういう仕組み?

中国・北京の歩道に並ぶシェア自転車。青・黄色・水色と複数の会社の自転車が街中にあふれている

日本のシェアサイクルは「指定のポートで借りて、指定のポートに返す」方式が主流です。中国のシェア自転車は、そこが大きく違います。

街のどこにでも置いてある自転車を、その場で借りて、好きなところで降りて乗り捨てる。 これが基本です。

だから駅前だけでなく、ショッピングセンターの前、公園の入口、住宅街の路地裏と、本当にあらゆる場所に自転車が転がっています。乗りたいと思ったときに、たいてい半径50メートル以内に1台はある。それくらいの密度です。

ちなみに写真のように青・黄色・緑と色が分かれているのは、運営している会社が違うからです。そして旅行者が狙うべきは青い自転車です。この違いは後半のFAQで詳しく解説します🚲

項目 内容
🔓 借り方 車体のQRコードをスキャンするだけ
💰 料金 最初の15分 1.5元(約30円)〜
📍 返却場所 駐輪禁止エリア以外なら基本どこでもOK
📱 必要なもの Alipay(支付宝)と日本のクレジットカード
🆔 事前登録 中国の携帯番号・銀行口座は不要

💡 中国では最近、シェアバイク(電動の原付タイプ)も一気に増えています。こちらは16歳以上なら免許なしで乗ることができ、外国人も乗れます。有効な交通手段のひとつですが、この記事では自分で漕ぐ「シェア自転車」の方を解説します🚲

大前提:Alipay(支付宝)にクレジットカードを紐付けておく

シェア自転車を借りるには、支払い手段が必要です。そしてその支払いは、Alipay(支付宝)で行います

ここで多くの人が不安になるのが、「中国の銀行口座がないと使えないのでは?」という点。でも安心してください。

外国人旅行者でも、日本のクレジットカードをAlipayに紐付けるだけで支払いができます。

  • 日本の携帯番号でOK(中国の携帯番号は不要)
  • 中国の銀行口座は不要
  • ✅ Visa / Mastercard などの日本発行カードを登録するだけ

つまり、渡航前に日本でAlipayの登録とカード紐付けを済ませておけば、中国に着いたその日からシェア自転車に乗れるということです。

💡 Alipayの登録とクレジットカードの紐付け手順は、【2026年最新】中国でAlipay(支付宝)を使う方法 で写真付きで解説しています。まだの方は先にこちらを済ませてください。

シェア自転車を借りる手順(実際に広州でやってみた)

Alipay(支付宝)のロゴが入った青と白のシェア自転車が歩道に並んでいる

ここからは実践編です。私が広州市内でショッピングセンターまで行くときに、実際にやった流れをそのまま書きます。

道端にあった自転車をよく見ると、車体に「支付宝(Alipay)で使えます」と書いてありました。これならAlipayから直接借りられるということなので、試してみます。

⚠️ ここが重要:この方法が使えるのは、私が確認できた範囲では「支付宝」ロゴが入った青い自転車です。黄色や緑の自転車は、同じようにAlipayのスキャンだけでは借りられない可能性があります。 詳しくは記事後半の「どの色の自転車でも同じように乗れる?」で解説します🚲

1乗りたいシェア自転車を見つけたら、Alipayアプリを開いて「スキャン(扫一扫)」をタップします
2車体に貼られているQRコードをスキャンします。ハンドル部分やサドルの後ろなど、目立つところに必ず貼ってあります
3初回は位置情報の利用許可個人情報へのアクセス許可を求められるので、「許可」をタップします
4駐輪ルールの案内が表示されます。「決められた場所に停めてくださいね」という内容です
5料金プランが表示されます。私のときは「最初の15分 1.5元、以降15分ごとに1元」でした
6Alipayの支払い画面に進みます。登録済みのクレジットカードが選択されているのを確認して「確認」をタップ
7クレジットカードのセキュリティコード(3桁)を入力します
8支払いが完了すると青いボタンが出てきます。これを押すと自転車のロックが解除されます🔓
9「ガチャッ」と音が鳴って解錠完了。画面に残り時間と料金が表示され、そのまま乗れる状態になります

実際にやってみると、スキャンから解錠まで1〜2分程度でした。慣れれば30秒もかかりません。

⚠️ 私が試したときは、1回目のカード決済が失敗しました。通信状況が悪かったようで、もう一度同じ手順をやり直したら問題なく成功しています。1回失敗しても慌てずに、もう一度試してみてください

料金は安い — 15分で約30円

改めて料金を整理します。私が広州で借りたときのプランはこうでした。

利用時間 料金 日本円の目安
最初の15分 1.5元 約30円
以降15分ごと 1元 約20円

つまり、30分乗っても2.5元(約50円)。街なかの移動なら15分あればかなりの距離を走れるので、多くの場合は最初の1.5元で済みます。

タクシーの初乗りが10元前後であることを考えると、圧倒的に安い。地下鉄の初乗り(2〜3元)よりも安いくらいです💰

💡 新規アカウント向けに「1週間乗り放題」のような割引プランが案内されることもあります。滞在期間が長い方はチェックしてみる価値があります。

走行中に気をつけること

解錠できたら、あとは普通の自転車と同じです。ただ、中国の道路事情でいくつか押さえておきたいポイントがあります。

自転車専用レーンを走る🚴

中国の主要都市には、自転車専用の道(非机动车道)が整備されています。道路にマークが描かれているので、それを目印にしてください。

歩道を走ることも実際には見かけますが、専用レーンを走った方が圧倒的に安全です。中国の道路は車もバイクも多いので、無理に車道に出るのは避けましょう。

とにかく利用者が多い

実際に走っていると、前を走っている人もシェア自転車、横を追い越していく人もシェア自転車という状況になります。それくらい生活に根付いた乗り物です。

裏を返すと、シェア自転車が走っていること自体はドライバーにとっても日常なので、そこまで身構える必要はありません。

返却の手順 — 停めてもう一度スキャンするだけ

大量のシェア自転車が並ぶ駐輪エリア。返却は駐輪禁止エリア以外ならどこでもよい

目的地に着いたら返却です。ここも簡単でした。

1自転車を停めてよい場所に停めます(詳しくは次のセクションで解説します)
2もう一度Alipayを開いてスキャンします。すると自転車のアプリ画面が開きます
3走行時間などの利用実績が表示されます。私のときは「17分走りました」と出ました
4画面いちばん下の青いボタンをタップすると返却処理になります
5「カチャッ」と鍵が閉まる音がしたら返却完了です🔒

借りるときも返すときもQRコードをスキャンするだけ。この一貫性があるので、一度覚えてしまえば迷いません。

どこに停めていいの? 駐輪ルールの考え方

「乗り捨てOK」といっても、完全にどこでもいいわけではありません

基本の考え方はこうです。

  • 自転車を停められる場所であれば、基本的にどこでもOK
  • アプリのマップ上で「×」が付いている駐輪禁止区域はNG

アプリの中に「ここには停めないでくださいね」という駐輪禁止エリアがマップ上にバツ印で表示されます。それ以外の場所であれば、基本的にどこに停めても問題ありません。

逆に言えば、好きなところで乗って、好きなところで降りられるわけです。この自由度の高さが、中国のシェア自転車がここまで普及した最大の理由だと思います。

💡 迷ったら、すでに他のシェア自転車が並んで停まっている場所に停めるのがいちばん確実です。そこが実質的な駐輪エリアになっています。

よくある質問

Q. どの色の自転車でも同じように乗れる?

ここがいちばん大事なポイントです。結論から言うと、同じようには乗れません。

中国のシェア自転車は主に3社が展開していて、それぞれ車体の色が違います。そして、運営している会社によって、どのアプリから借りられるかが変わります

青緑色の青桔(Qingju)のシェア自転車。DiDi系の会社が運営している

サービス名 運営 旅行者が Alipay だけで乗れるか
🔵 青(水色+白) 哈啰单车(ハロー/Hellobike) アント・グループ系(Alipay と同じ陣営) 乗れる(この記事の方法)
🟡 黄色 美团单车(メイトゥアン/Meituan Bike) 美団(Meituan) ❌ 難しい
🟢 緑(青緑) 青桔单车(チンジュー/Qingju) DiDi(滴滴出行)系 △ ハードルが高い

この記事で解説した「Alipayでスキャンするだけ」の方法が確実に使えるのは、青い自転車(哈啰单车)です。

理由はシンプルで、哈啰单车はAlipayを運営するアント・グループ系のサービスだからです。Alipay内のミニプログラムとして完全に統合されているので、Alipayが既に持っている本人確認情報がそのまま使えます。だから追加の登録なしでいきなり乗れるわけです。車体に「支付宝」のロゴが入っているのが目印です。

一方、他の2社はこうなります。

  • 🟡 黄色の美团单车美団(Meituan)のアプリか微信(WeChat)のミニプログラムからでないと解錠できません。 Alipayでスキャンしても「美団のアプリを開いてください」と案内されて止まってしまいます。美団アプリ自体が中国の生活サービスに特化しているため、短期旅行者にはハードルが高めです
  • 🟢 緑の青桔单车 — DiDi系なので、基本は滴滴出行アプリから利用します。ミニプログラム経由でも使えますが、外国人はパスポートをアップロードして実名認証(人工審査)を求められるケースがあり、その場で借りてすぐ乗る、とはいきません

💡 旅行者は「青い自転車」を探すのが正解です🔵 街には3社の自転車が混ざって置いてあるので、青い車体(支付宝ロゴ入り)を選べば、この記事の手順どおりにその場で乗れます。黄色や緑しか置いていない場所では、少し歩いて青い自転車を探した方が結果的に早いです。

Q. 中国の携帯番号がなくても乗れますか?

乗れます。 Alipayに日本のクレジットカードを紐付けてあれば、日本の携帯番号のままで支払いができます。中国の銀行口座も不要です。

Q. デポジット(保証金)は必要ですか?

かつては保証金が必要な時代もありましたが、現在はAlipay経由で利用する分には、乗るたびに料金を支払う形になっています。私が広州で借りたときも、支払ったのは利用料金だけでした。

Q. 自転車が故障していたらどうする?

スキャンしてみて解錠できなかったり、明らかにブレーキやタイヤの状態が悪かったりする場合は、無理に使わず別の自転車に切り替えましょう。周囲にたいてい何台も置いてあるので、選び直すのがいちばん早いです🚲

Q. スキャンしても決済がうまくいきません

私も1回目は失敗しました。多くは通信状況が原因なので、まずはもう一度同じ手順を試してみてください。それでもダメな場合は、Alipayに登録しているクレジットカードが有効かどうかを確認しましょう。

Q. 電動のシェアバイクとどう違う?

シェアバイクは電動の原付タイプで、自分で漕ぐ必要がありません。16歳以上であれば免許なしで乗れて、外国人も利用可能です。坂の多い街や少し距離のある移動では、こちらの方が楽なケースもあります。

まとめ

中国のシェア自転車について、要点を整理します。

  • 🔵 旅行者が狙うのは「青い自転車」(哈啰单车) — 黄色(美团)や緑(青桔)はAlipayのスキャンだけでは借りられない可能性が高い
  • 🚲 街のどこにでもあり、乗り捨てできる — 好きな場所で借りて、好きな場所で降りられる
  • 📱 Alipayでスキャンするだけ — 借りるときも返すときも同じ操作
  • 💳 外国人旅行者でも使える — 日本のクレカをAlipayに紐付けておけばOK。中国の携帯番号・銀行口座は不要
  • 💰 最初の15分1.5元(約30円) — 以降15分ごとに1元。タクシーより圧倒的に安い
  • 📍 駐輪禁止エリア(アプリで×表示)以外ならどこでも返却OK
  • ⚠️ 決済が1回失敗しても慌てない — もう一度やり直せば通ることが多い

「電車だと行きづらい、タクシーほどでもない、歩くには遠い」——中国旅行中に必ず出てくるこの距離感を、シェア自転車はきれいに埋めてくれます。

街を自転車で走ると、地下鉄で移動しているだけでは見えない中国の日常が見えてきます。ぜひ一度、気軽に乗ってみてください。

よい中国旅行を🇨🇳

関連動画

この記事の内容は、YouTubeチャンネル「よんじーの中国ライフ」でも動画で詳しく解説しています。

旅行者が中国でシェア自転車に乗る方法を徹底解説 — YouTube動画サムネイル

▶ 旅行者が中国🇨🇳で「シェア自転車」に乗る方法を徹底解説!【ALIPAY(アリペイ)活用シリーズ④】

あわせて読みたい

シェア自転車を使うにはAlipayの設定が前提になります。中国での移動・決済まわりは、以下の記事とあわせて読むと準備が万全になります。


画像クレジット: Wikimedia Commons — 街に並ぶシェア自転車(北京): Coronium (CC BY-SA 4.0) / シェア自転車の車体: Nissangeniss (CC BY-SA 4.0) / Alipay対応のシェア自転車: CNHowey (CC0) / 駐輪エリア: CNHowey (CC BY-SA 4.0)

中国旅行 シェア自転車 シェアサイクル Alipay 支付宝 哈啰单车 交通 広州