中国を旅行していて、いちばん困るのが「移動」です🚕
地下鉄は安くて便利ですが、荷物が多いとき、雨の日、深夜、駅から遠い場所——タクシーを使いたい場面はどうしても出てきます。ところが中国で流しのタクシーを捕まえようとすると、行き先を中国語で伝えられずに苦戦することになります。
そこで使いたいのが、中国で圧倒的にメジャーなタクシー配車アプリ DiDi(滴滴出行) です。
私は中国・深圳に住んでいますが、移動はほぼDiDi頼みです。そして嬉しいことに、DiDiは専用アプリを入れなくても、Alipay(支付宝)の中から使えます。つまり、Alipayが使える状態になっていれば、旅行者でもすぐにタクシーを呼べるということですね。
この記事では、上海に滞在した際に実際にDiDiでタクシーを呼んだ流れをもとに、配車から乗車、そして空港での乗り場の落とし穴まで解説します😊
DiDi(滴滴出行)とは

DiDi(滴滴出行/ディディ)は、中国で最も使われているタクシー配車アプリです。日本でいうUberやGOのような存在ですね。
以前このブログでは別のタクシー配車アプリの使い方も紹介したのですが、「中国でいちばん有名なDiDiのやり方も知りたい」という声をたくさんいただきました。実際、中国国内でのシェアはDiDiが群を抜いています。
配車アプリを使うメリットは、なんといってもこの2つです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 🗣️ 言葉がいらない | 行き先はアプリ上で地図から選ぶので、運転手さんと中国語で会話する必要がない |
| 💳 支払いが自動 | Alipayに紐付いた決済で自動精算。現金のやり取りもぼったくりの心配もない |
中国語がまったく話せない旅行者ほど、DiDiの恩恵は大きいと思います。
前提:Alipayが使える状態にしておくこと
今回紹介するのは Alipay活用シリーズ としてのDiDiの使い方です。そのため、大前提として Alipay(支付宝)に日本のクレジットカードを紐付けて、支払いができる状態になっている必要があります。
Alipayは現在、外国人でも日本のクレジットカードを登録するだけで使えるようになっています。まだ設定がお済みでない方は、先にそちらを済ませてから読み進めてください。
💡 Alipayの登録・カード紐付けの手順は、【2026年最新】中国でAlipay(支付宝)を使う方法 で写真付きで詳しく解説しています。
AlipayからDiDiを呼ぶ手順
それでは実際の手順を見ていきましょう。専用アプリのダウンロードは不要です。
ここまで、中国語を一言も話さずに完了します。これがDiDiの最大の魅力ですね。
車種選びの注意点 — いちばん安い選択肢には要注意⚠️
配車画面でひとつだけ気をつけてほしいのが、車種の選び方です。
車種は非常にたくさん並んでいて、基本的には安い順に表示されます。ここで「いちばん安いのでいいや」と選んでしまうと、思っていたのと違う乗り物が来ることになります。
いちばん上の激安プランは「相乗り」
リストの上のほうにある極端に安いプラン(私が上海で呼んだときは 6.5元ほどでした)は、拼车=相乗りタクシーです。
つまり、他のお客さんと一緒に乗って目的地に向かうタイプ。だから安いんですね。
もちろん料金重視なら悪くない選択肢ですが、以下のような方には向きません。
- 🧳 スーツケースなど大きな荷物がある
- 👨👩👧 家族やグループで移動している
- ⏰ 寄り道されると困る(他の乗客を先に降ろすため時間がかかることがある)
- 🙅 知らない人と同乗するのに抵抗がある
おすすめは「快车(クァイチァー)」系
自分たちだけで乗りたい場合は、相乗りプランの下にある 「快车」("車"の字が入っているもの) を選びましょう。その近くにある 滴滴特快 などのプランも、基本的には同じく貸切扱いです。
私も普段は、この2つだけにチェックを入れて配車をリクエストしています。
| プラン | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 拼车(相乗り) | 最安。他の乗客と同乗する | 荷物なし・急がない人向け |
| 快车 | 貸切。標準的な配車 | ⭐ 旅行者はこれでOK |
| 滴滴特快 | 貸切。快车とほぼ同じ感覚 | ⭐ こちらでもOK |
| 上位グレード | 料金が高い分、車が大きい・捕まりやすい | 大人数・荷物が多いとき |
リストの下のほうには高いグレードも並んでいますが、高ければ高いほどタクシーが捕まりやすく、いい車・大きい車が来るという仕組みです。ただ、普通に移動するだけなら快车系にチェックを入れておけばまず問題ありません。
配車後の流れ — 車の情報を確認して待つ

リクエストするとすぐにタクシーが決まります。画面には次の情報が表示されます。
- 🚗 車のナンバー
- 🎨 車の色(私のときは灰色でした)
- 📍 今タクシーがどこを走っているか(地図上でリアルタイム表示)
- ⏱️ 到着までの残り時間(8分 → 7分…とカウントダウンされます)
地図でタクシーが近づいてくるのを見ながら待てるので、「本当に来るのかな」という不安がありません。表示されたナンバーと色を頼りに、到着した車を見つけましょう。
乗車時の合言葉 — 電話番号の下4桁を伝える📱
ここが日本にはない文化で、知らないとハマるポイントです。
中国でDiDiのタクシーに乗るときは、自分の携帯電話番号の下4桁を運転手さんに伝えます。
これは「予約した本人が乗っているか」を確認するための照合作業です。私も乗車時に「サン・バー・リン・バー」という具合に、番号を中国語で読み上げています。
⚠️ 何も言わなくても走り出してくれる運転手さんもいますが、下4桁を言わないと出発してくれない運転手さんもいます。乗車したらまず伝える、と覚えておきましょう。
日本の携帯番号でAlipayのアカウントを作成した方は、その日本の番号の下4桁を伝えれば大丈夫です。 中国の番号を持っている必要はありません。
数字の中国語がわからなくても、スマホの画面に数字を表示して見せれば通じます。焦らなくて大丈夫です😊
【重要】空港でDiDiを呼ぶときの落とし穴🛫
ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。

私が上海の虹橋空港に着いてDiDiを呼んだときのことです。配車自体はすぐに完了したのですが、指定された乗り場が「駐車場」でした。
「TAXI」と書いてある場所に行ってはいけない
空港や大きな駅には、当然「出租车(TAXI)」と大きく書かれた乗り場があります。日本の感覚だと、タクシーを呼んだのだからそこに行けばいいと思いますよね。

ところが、DiDiで呼んだ車はこの「TAXI」乗り場には来ません。
中国では、流しのタクシー(出租车)と配車アプリの車(网约车=ネット予約車)で、乗り場がはっきり分かれているのです。

探すべきなのは 「网约车」または「Ride-Hailing Car」 と書かれた案内表示のほうです。
アプリが指定した番号の場所へ向かう
虹橋空港で私が呼んだときは、アプリに 「P7」 という乗車場所が表示されました。そこで駐車場エリアのP7の2階まで歩いていく必要がありました。
駐車場に着くと、同じようにDiDiを待っている人たちが大勢バーっと立っています。正直、この乗り場はかなり分かりにくいです。私も現地で少し迷いました。
飛行機を降りた直後は疲れていますし、荷物も多い。時間に余裕を持って動くことを強くおすすめします⏰
まとめ
AlipayのミニアプリからDiDiを使う流れをおさらいします。
- 📱 専用アプリは不要 — Alipayの検索窓に「DIDI」と入力すればすぐ使える
- 💳 前提はAlipayの決済設定 — 日本のクレジットカードを紐付けておく
- 🚗 車種は「快车」系を選ぶ — 最安プランは相乗り(拼车)なので注意
- 🔢 乗車時は電話番号の下4桁を伝える — 日本の番号でOK
- 🛫 空港・駅では「TAXI」乗り場に行かない — 「网约车」乗り場・駐車場が正解
中国語が話せなくても、行き先を地図で選ぶだけでタクシーが呼べて、支払いまで自動。DiDiを使えるようになると、中国の旅は一気に快適になります。
ぜひ現地で使ってみてください。よい中国旅行を🇨🇳
関連動画
この記事の内容は、YouTubeチャンネル「よんじーの中国ライフ」でも動画で詳しく解説しています。
▶ 旅行者が中国🇨🇳で「タクシー配車アプリ」を使う方法を徹底解説!【ALIPAY(アリペイ)活用シリーズ⑤/DiDi編】
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画像クレジット: Wikimedia Commons — 上海の街とタクシー: Daniel Case (CC BY-SA 3.0) / 上海のタクシー車両: WiNG (CC BY 3.0) / 上海虹橋国際空港: 4300streetcar (CC BY 4.0) / 「出租车」案内表示・「网约车」案内表示: N509FZ (CC BY-SA 4.0)
