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【2026年最新】中国の水道水は飲める?在住3年以上の私が答える水・お茶・飲み物事情

【2026年最新】中国の水道水は飲める?在住3年以上の私が答える水・お茶・飲み物事情

中国に着いて、ホテルの洗面台の前に立つ。蛇口をひねる。そこでふと手が止まります。

この水、飲んでいいんだっけ?

私は中国に3年以上住んでいて、今は深圳が拠点です。日本から友人が来るたびに必ず聞かれるのが、この水の話です。そして、ほとんどの人が「水道水は飲めない」ということは何となく知っていても、じゃあ歯磨きは?氷は?レストランで出てくるあの水は? というところで止まっています。

この記事では、中国の水と飲み物について、旅行者・駐在者が実際に判断に迷うポイントを一気に整理します。結論から言うと、水道水は飲めません。でも、ちゃんと知っていれば何も怖くありません💧

深圳の地下鉄・福田口岸駅のコンコース。右側にあるのは画面のQRコードを読み取ると水が無料でもらえる「免费领水」マシン

ちなみに上の写真は深圳の地下鉄駅です。右側の緑色の機械は「免费领水」=無料で水がもらえるマシン。画面のQRコードを読み取ると、ペットボトルの水が1本タダで出てきます。水道水は飲めないけれど、水そのものは異様に手に入りやすい。 これが中国という国の水事情を端的に表しています。


💧 結論 — 中国の水まわり、判断早見表

細かい話の前に、答えだけ先に書きます。

シーン 結論 補足
水道水をそのまま飲む ❌ やめる 都市部でも非推奨。現地の人も飲みません
水道水で歯磨き・うがい ⭕ ほぼ問題なし 飲み込まなければOK。心配ならボトル水で
水道水で顔を洗う・シャワー ⭕ 問題なし 普通に生活できます
水道水をケトルで沸かして飲む 🔺 すすめない 煮沸で殺菌はできても錆や金属は残ります
ミネラルウォーター ⭕ 一番確実 500mlで2〜3元。どこでも買えます
レストランで出てくる水 ⭕ 飲める ほぼ確実に沸かした水かサーバーの水
レストランで出てくるお茶 ⭕ 飲める ただし有料のことがある(後述)
「直饮水」「饮水处」表示の給水機 ⭕ 飲める 表示のある設備だけ。処理方法は場所で違う
駅・列車の「开水」(給湯器) ⭕ 飲める 水道水を沸騰させたもの。熱いです
飲食店の氷 🔺 店による チェーン店なら安心。屋台は避ける
💡 覚えることは実質ひとつだけ。「蛇口から直接飲まない」。これさえ守れば、あとは普通に旅行できます。中国は水がどこでも売っていて、しかも安い国です。

🚱 なぜ中国の水道水は飲めないのか

まず前提として、中国の水道水は「浄水場を出た時点」では一定の基準を満たしています。 問題はその後です。

理由は「配管」と「貯水タンク」

  • 古い建物の配管が錆びている — 特に築20〜30年のマンションは鉄管がそのまま使われていることがあります
  • 屋上の貯水タンクを経由する — 高層住宅では一度タンクに溜めてから各戸に配ります。このタンクの清掃頻度は建物次第
  • 地域差が大きい — 北京など北部は水が硬く、石灰分が多い。南部(広州・深圳)は比較的マシですが、やはりそのままは飲みません

つまり、「水質そのもの」より「蛇口に届くまでの経路」が信用できないというのが実情です。日本のように「どこの蛇口でもそのまま飲める」という国のほうが、世界的には例外です。

現地の人も絶対に飲まない

ここが一番わかりやすい判断基準だと思います。中国で生まれ育った人が、誰ひとり水道水をそのまま飲みません。

私の周りの中国人の家には、ほぼ例外なくこのどれかがあります。

  • 浄水器(净水器 / ジンシュイチー) — 蛇口やシンク下に設置。都市部の新しい住宅では標準装備に近い
  • ウォーターサーバー(饮水机 / インシュイジー) — 19Lの「桶装水」を宅配してもらう。オフィスでも定番
  • ボトル入りの水(瓶装水) — まとめ買いして箱で置いてある

⚠️「沸かせば飲める」は正確ではない

日本のガイド記事にはよく「中国の水道水は沸かせば飲める」と書かれていますが、これは半分しか合っていません。

煮沸でできるのは殺菌です。細菌やウイルスは100℃まで沸かせば死にます。でも、配管や貯水タンク由来の錆・重金属・カルキ臭は、沸かしても消えません。 むしろ水分が蒸発する分、濃度は上がります。

だから実際のところ、都市部で水道水をそのままケトルで沸かして飲んでいる人は、今ではかなりの少数派です。 私の周りにもほとんどいません。中国の家庭にある電気ケトルは、「浄水器の水」や「サーバーの水」を沸かすために使われています。

⚠️ 旅行者が「沸かしたから大丈夫」と自己判断するのはおすすめしません。ホテルのケトルで水道水を沸かして飲むくらいなら、部屋に置いてある無料のボトル水を飲んでください。そのために置いてあります。

ちなみに中国では「冷たい生水を飲む」という発想自体がほとんどありません。 この感覚は後で出てくる「お湯文化」にもつながってきます。

歯磨き・うがい・シャワーはどうなのか

よく聞かれますが、歯磨きとうがいは水道水で問題ありません。 私も3年以上ずっと水道水で歯を磨いていますが、何も起きていません。

  • 🪥 歯磨き — 水道水でOK。飲み込まなければ大丈夫
  • 😷 うがい — OK
  • 🚿 シャワー・洗顔 — OK。ただし乾燥・髪のきしみを感じる人はいます(水が硬いため)
  • 🍚 米を研ぐ・野菜を洗う — 現地の人も普通にやっています(最後に加熱するので)

どうしても気になる人は、歯磨きのときだけボトル水を使えば完全に解決します。1本3元の保険だと思えば安いものです。


🛒 ミネラルウォーターの買い方と値段

中国では水はどこでも買えます。 ここは日本より便利かもしれません。コンビニ、スーパー、駅の売店、自販機、スマート冷蔵庫、飲食店。とにかく売っています。

値段の相場(2026年)

場所 500mlの目安 メモ
スーパー 1.5〜2.5元 まとめ買いが一番安い
コンビニ 2〜4元 冷えている
自販機・スマート冷蔵庫 3〜4元 駅・オフィス・観光施設
観光地の売店 5〜10元 万里の長城など強気の価格
飲食店 5〜15元 店のグレード次第
💰 1元 ≒ 21円(2026年9月時点)。スーパーで500mlを2元、つまり40円ちょっと。日本より安いです。

主要ブランドを覚えておくと迷わない

日本でいう「いろはす」「サントリー天然水」にあたる定番があります。

ブランド 中国語 特徴
農夫山泉 农夫山泉(ノンフーシャンチュエン) 赤いラベル。最大手。天然水
怡宝 怡宝(イーバオ) 緑のラベル。純水系であっさり
百歳山 百岁山(バイスイシャン) 青いラベル。ミネラル多め
康師傅 康师傅(カンシーフー) 安い。駅の売店でよく見る

どれを買っても品質に問題はありません。迷ったら赤い農夫山泉を買っておけば間違いないです。

ラベルの3種類を見分ける

中国の水は表記が3つに分かれています。味の好みが分かれるので覚えておくと便利です。

  • 饮用天然水(インヨンティエンランシュイ)— 天然水。農夫山泉はこれ
  • 纯净水(チュンジンシュイ)— RO膜で完全にろ過した純水。無味に近い
  • 矿泉水(クアンチュエンシュイ)— ミネラルウォーター。硬めの味

スマート冷蔵庫(无人柜)での買い方

最近の中国、特に駅・空港・オフィスビル・観光施設で増えているのがこれです。店員もレジもなく、QRをスキャンして扉を開け、取って、閉めるだけで自動決済されます。

中国のスマート冷蔵庫(无人柜)。QRをスキャンして扉を開け、水を取って閉めるだけで自動決済される。500mlの水が4元

初めて見るとちょっと身構えますが、やることは3つだけです。

1冷蔵庫の側面にある「扫码开门」のQRコードを、AlipayかWeChatのスキャン機能で読み取る。カチャッと音がして扉のロックが外れます
2扉を開けて、欲しい飲み物を取り出す。値札(4.00 など)が棚に貼ってあります
3扉をしっかり閉める。中のカメラと重量センサーが取った商品を判定し、自動で決済されます。スマホに通知が来て完了です
⚠️ 自分がQRで開けた扉から、他人に商品を取らせないこと。中国語の注意書きにもそう書かれています。取られた分もすべて、扉を開けた人の支払いになります。

スキャン決済のやり方そのものは、Alipay(支付宝)の使い方の記事で詳しく解説しています。

「冷たい水」がほしいときの注意

中国のスーパーやコンビニでは、常温の水が普通に棚に並んでいます。 冷蔵ケースに入っていない列のほうが多いくらいです。

冷たいのがほしいときは、冰的(ビンダ) と言うか、冷蔵ケースから取りましょう。逆に、中国人の友人と食事をすると「冷たい水は体に悪い」と真顔で言われます。これは大げさではなく、本当に広く信じられている健康観です。


☕ 中国は「お湯」を飲む国 — 热水文化

日本人が中国に来て一番カルチャーショックを受けるのが、これかもしれません。

中国人は、真夏でも白湯(さゆ)を飲みます。

「热水(ラーシュイ)=お湯」「开水(カイシュイ)=沸かした湯」は、中国の生活に完全に組み込まれています。保温マグ(保温杯)にお湯や茶葉を入れて持ち歩く人が、オフィスにも電車にも普通にいます。

給湯器がそこら中にある

この文化のすごいところは、インフラとして整備されている点です。

中国の鉄道車両に設置された給湯器。「开水 BOILED WATER」の表示があり、乗客が自由にお湯を汲める

上の写真は中国の鉄道車両の中にある給湯器です。「开水 BOILED WATER」と書かれていて、乗客は誰でも自由にお湯を汲めます。カップ麺を持ち込んで、ここでお湯を入れて食べるのが中国の長距離列車の定番風景です。

この「开水」の中身は何なのか

ここは誤解されがちなので、はっきり書いておきます。

駅や列車の「开水器」から出てくるお湯は、高度な浄水処理をした水ではありません。 水源は市政の水道水(自来水)で、簡単なフィルターを通したあと、電気ボイラー(电茶炉)で沸騰させているだけです。

それでも問題なく飲めるのは、100℃まで沸かすことで殺菌されているからです。逆に言うと、「沸かす」以外の処理はほとんどしていません。だから出てくるのは常に熱湯で、冷たい水や常温の水は出てきません。

☕ 高鉄の駅に「開水」ばかりで常温の飲料水が少ないのは、浄水設備を置くスペースとコスト、それに鉄道側の調達の都合が理由だと言われています。一方、空港には本格的な浄水機が入っているので常温の水が出ます(次のセクションで解説)。

給湯器がある場所の例:

  • 🚄 鉄道車両(高鉄・普通列車どちらも)
  • 🚉 駅の待合室・バスターミナル
  • ✈️ 空港のターミナル
  • 🏢 オフィスビル・大学・病院
  • 🏨 ホテルの客室(電気ケトル)

高鉄でのカップ麺は本当によく見る光景です。高鉄チケットの取り方はTrip.comで中国高鉄チケットを購入する方法にまとめています。

レストランで「热水」を頼むと白湯が来る

これは知らないと戸惑います。中国の食堂で「お水ください」のつもりで 热水 と頼むと、湯気の立った白湯が出てきます。お湯です。本当にただのお湯。

冷たい水がほしいときは 冰水(ビンシュイ)、常温がよければ 常温水(チャンウェンシュイ) と伝えましょう。


🍵 レストランでは「水かお茶」が出る — 茶位費に注意

ここが、この記事で一番お伝えしたいポイントです。

中国の飲食店に入って席につくと、たいてい水かお茶が出てきます。 ここまでは日本と同じ感覚です。でも、中身のルールが日本とは違います。

中国の飲食店のテーブルに置かれたお茶のポット。点心と一緒にお茶が供されるのは広東エリアの定番スタイル

水は基本的に無料

まず水(白开水 / 温水)は基本的に無料です。沸かして冷ました湯や、ウォーターサーバーの水が出てきます。これは遠慮なくもらって大丈夫。おかわりも言えば持ってきてくれます。

中国・深圳のレストランで出てきたグラスの水。沸かした水かサーバーの水なので、そのまま飲んで問題ない

「セルフで汲む」スタイルの店も多い

店員が水を持ってくるとは限りません。中国の飲食店では、水がセルフサービスになっているパターンがかなり多いです。

  • 🥤 店の隅にウォーターサーバーと紙コップが置いてある — 自分で好きなだけ汲みます。お湯・常温・冷水が選べることも
  • 🫖 テーブルの上にポットや水差しが置いてある — 最初から置いてあるので、自分でコップに注ぎます
  • 🧂 レジの横や、調味料・箸が置いてある台にサーバーがある — 水だけでなく、麦茶のようなお茶が入っていることもあります

初めてだと「水を頼んだのに来ない」と感じますが、店員を呼ぶ前に店内を見回してみてください。 たいていどこかにサーバーか水差しがあります。セルフの店で「水ください」と言うと、笑顔で「あっちにあるよ」と指をさされます😊

⚠️ お茶は「茶位費」として有料のことがある

ここが落とし穴です。

中国の飲食店、特に広東エリア(広州・深圳・香港系の店)では、お茶に「茶位费(チャーウェイフェイ)」という席料的なチャージがかかることがあります。

項目 中国語 相場 課金のされ方
お茶代 茶位费 1人 2〜5元 人数分。断らないと自動で加算
食器代 餐具费 / 消毒餐具 1人 1〜3元 密封された消毒済み食器を使うと加算

金額としては数十円〜百円程度なので、正直たいした額ではありません。ただ、「頼んでいないのに伝票に載っている」という体験が不快に感じる人は多いです。私も最初はそうでした。

⚠️ 店員が「喝什么茶?(何のお茶にしますか)」と聞いてきたら、それは有料の合図です。ここで普通に「菊花茶で」などと答えると、人数分の茶位费が確定します。

断り方 — この一言でOK

お茶がいらないときは、こう言えば通じます。

中国語 読み方 意味
不要茶,要白开水 ブーヤオチャー、ヤオバイカイシュイ お茶はいりません、白湯をください
喝水就行 ハーシュイジウシン 水でいいです
不用茶位 ブーヨンチャーウェイ 茶位(お茶)は不要です

言いにくければ、スマホの翻訳アプリで見せるだけでも十分伝わります。中国で使える翻訳アプリはこちらの記事で比較しています。

💡 ただし、飲茶(ヤムチャ)の店では茶位费は文化の一部です。点心と一緒にお茶を楽しむのが本来のスタイルなので、ここで断るのは少し野暮かもしれません。私は飲茶のときは普通に払います😊

なお、注文自体がQRコードで完結する店も今は多数派です。その流れは中国のレストランでQRコード注文する方法で解説しています。


⛲ 駅・空港・公園の「直饮水」— 飲める水道もある

「水道水は飲めない」と書きましたが、例外があります。

中国の都市部では、浄水器を通した「そのまま飲める水」の給水スポットが増えています。

北京首都国際空港の「饮水处 Drinking Water」。冷水・温水のディスペンサーと、押して飲む水飲み場が並んでいる

上の写真は北京首都国際空港の給水スポットです。「饮水处 Drinking Water」という案内があり、左のディスペンサーと、右の押すタイプの水飲み場が設置されています。壁の説明書きには「この水は活性化純水で、国の生活飲用水衛生基準に適合しています。安心してお飲みください」と書かれています。

「直饮水」と「开水」は中身が違う

ここが前のセクションとの違いです。同じ「飲める水」でも、処理のされ方がまったく別物です。

直饮水机(空港・地下鉄駅など) 开水器(高鉄駅・列車など)
水源 水道水 水道水
処理 前処理フィルター+RO膜やUF膜などの浄水処理+殺菌 簡易フィルター+沸騰させるだけ
除去できるもの 残留塩素・重金属・細菌・濁り 細菌(加熱殺菌)
出てくる水 常温・冷水・温水を選べることが多い 熱湯のみ
メンテ フィルター交換・除菌が必要 ほぼ不要

中国の地下鉄駅に設置された「直饮水」の給水機。ステンレスの水飲み場が4口並び、右側には浄水設備の管理画面が付いている

上の写真は地下鉄駅の「直饮水」です。右側に付いている画面は浄水設備の管理システムで、水温やフィルターの状態を表示しています。ここまでやっているから、沸かさずにそのまま飲めるわけです。

💡 どちらも飲用に問題はありません。ただ「直饮水=浄水処理した水」「开水=沸かした水道水」という違いを知っておくと、なぜ駅では熱湯しか出ないのかが腑に落ちると思います。

見分け方は「表示」だけ

飲める水かどうかは、掲示されている文字で判断します。

表示 意味 飲める?
直饮水 そのまま飲める水 ⭕ 飲める
饮水处 / 饮水机 給水スポット ⭕ 飲める
可直接饮用 そのまま飲用可 ⭕ 飲める
非饮用水 飲用不可 ❌ 飲めない
表示なしの蛇口 ただの水道 ❌ 飲まない

どんな場所にあるか

  • ✈️ 空港 — ほぼ全ての国際空港にあります。保安検査後にもあるので、空のボトルを持ち込んで給水するのが一番節約になります
  • 🚄 高鉄の駅・車内 — こちらは「开水」=熱湯のみのことが多いです。常温の水がほしければ売店で買うのが早い
  • 🚇 地下鉄の駅 — 新しい路線の駅には設置が進んでいます
  • 🏞️ 公園 — 都市によっては、日本のように公園に飲用水の水道が設置されているところもあります。 深圳や上海の整備された公園で見かけます
  • 🏫 大学・病院・図書館
🌳 ただし、これはあくまで「表示のある専用の給水設備」の話です。公園の隅にある普通の蛇口や、トイレの洗面台の水は飲めません。「直饮水」と書いていない水道は飲まない、と覚えてください。

🏨 ホテルの水事情

ホテルに泊まる場合、水まわりで知っておくべきことは3つです。

① 無料のボトル水が毎日2本もらえる

中国のホテルは、ビジネスホテルから5つ星まで、客室に無料のミネラルウォーターが置いてあるのが標準です。だいたい1人1日2本。飲んだら翌日補充されます。

💡 2本で足りなくても、フロントで「请给我水(チンゲイウォーシュイ)」と言えば追加でもらえます。基本的に無料です。夏場や、お酒を飲んだ日の夜は遠慮なく頼みましょう。部屋の電話でもフロントに言えますし、翻訳アプリの画面を見せるだけでも通じます。

これがあるので、実は「ホテルにいる限り水に困る」ことはほぼありません。

② 電気ケトルは必ずある

中国のホテルにはほぼ100%電気ケトルがあります。 お湯文化の国なので、これは必需品扱いです。

⚠️ ただし、ここで水道水を沸かして飲むのはやめておきましょう。前述のとおり、煮沸では配管由来の錆や金属は取れません。ケトルで沸かすときは、部屋の無料ボトル水を入れてください。
🫖 使う前に一度、お湯を沸かして捨てるのもおすすめです。安宿では前の客が何に使ったかわからないので、これは中国人の友人からも言われた習慣です。一度洗って沸かせば普通に使えます。

③ 歯磨き用のコップは備え付けがある

グラスやマグが置いてあるので、ボトル水を注いで歯磨きしたい人はそれを使えばOKです。ホテル予約からチェックインまでの流れは中国のホテルは外国人でも泊まれる?にまとめています。


🧋 水以外に何が飲める?

せっかくなので、中国の飲み物事情も少し。

お茶系ドリンクは「无糖」を探す

中国のコンビニにはお茶のペットボトルが大量にあります。 ただし、日本と違って甘いお茶が多いので注意です。

  • 无糖(ウータン) — 無糖。日本の緑茶に近い
  • 低糖 / 少糖 — 控えめだが甘い
  • 表記なし — だいたい甘い

「東方樹葉(东方树叶)」というブランドが無糖茶の定番で、日本人の口によく合います。

タピオカ・ミルクティー店は街中にある

喜茶(HEYTEA)、奈雪の茶、蜜雪冰城(ミーシュエ) あたりが三大チェーンです。蜜雪冰城は1杯4〜8元と激安で、街のあちこちにあります。

注文時に糖度と氷の量を選べるのがこの国の文化です。

  • 糖度:全糖 / 七分糖 / 半糖 / 三分糖 / 无糖
  • 氷:正常冰 / 少冰 / 去冰 / 温热

日本人には「七分糖・少冰」あたりがちょうどいいと思います。店探しには大衆点評(大众点评)が便利です。

ビール・コーヒー

  • 🍺 ビール — スーパーで3〜6元と激安。青島(チンタオ)、雪花、燕京あたりが定番。度数が低め(3〜4%)のものが多い
  • ☕ コーヒー — 瑞幸咖啡(Luckin Coffee)が圧倒的。アプリのクーポンで10〜15元で飲めます。スタバもどの都市にもあります

🤔 お腹を壊さないための実践ルール

最後に、実体験ベースでの注意点を。

⚠️ 私が3年以上住んでいて、お腹を壊した原因は「水」ではなく、ほぼ全部「食べ物」でした。過度に水を怖がるより、こちらに気をつけるほうが実効性があります。
  • 🧊 屋台のカットフルーツ・生ジュースは避ける — 洗浄に使った水と、置かれていた時間が読めません
  • 🧊 氷は店を選ぶ — チェーン店やモール内の店なら製氷機の水は浄水です。露店の氷は避ける
  • 🥗 生野菜サラダはリスクが高め — 中国では野菜は加熱して食べるのが基本です
  • 🍢 火が通っているものを選ぶ — 中華料理は基本的に高温調理なので、実は安全度が高いです
  • 💊 整腸剤は日本から持っていく — 中国の薬局にもありますが、飲み慣れたものが一番

💬 覚えておくと便利な中国語

日本語 中国語 読み方
お水ください 请给我水 チンゲイウォーシュイ
冷たい水 冰水 ビンシュイ
常温の水 常温水 チャンウェンシュイ
白湯 白开水 バイカイシュイ
お湯 热水 ラーシュイ
ミネラルウォーター 矿泉水 クアンチュエンシュイ
この水は飲めますか? 这个水能喝吗? ヂェガシュイノンハーマ
お茶はいりません 不要茶 ブーヤオチャー
氷なしで 去冰 チュービン
氷少なめで 少冰 シャオビン

もっと知りたい方は中国で通じる中国語フレーズ30もどうぞ。


❓ よくある質問

Q. 短期旅行なら水道水を飲んでも大丈夫では? A. おすすめしません。 体調を崩すと旅行そのものが台無しになります。ボトル水は1本40円です。リスクとリターンが釣り合っていません。

Q. ホテルの浴室の水でコンタクトレンズを洗っても? A. やめてください。 目の粘膜は口より刺激に弱いです。保存液かボトル水を使いましょう。

Q. 空のマイボトルを持っていく価値はありますか? A. あります。 空港の保安検査後や駅、ホテルの給湯器で給水できるので、水代がほぼゼロになります。保温ボトルなら中国式にお湯も入れられます。

Q. レストランの水は本当に安全ですか? A. ほぼ問題ありません。 中国の飲食店で出る水は、沸かした湯を冷ましたものかサーバーの浄水です。そもそも中国人自身が生水を飲まないので、生水を出す発想がありません。

Q. ホテルのケトルで水道水を沸かせば飲めますか? A. おすすめしません。 煮沸で殺菌はできますが、配管や貯水タンク由来の錆・重金属は沸かしても残ります。部屋に無料のボトル水があるので、そちらを使ってください。

Q. 高鉄の駅や列車のお湯は、浄水された水ですか? A. いいえ。水道水をフィルターに通して沸騰させたものです。 100℃まで加熱されているので殺菌はされており、中国人は普通に飲んでいます。空港の「直饮水」のような膜ろ過の浄水処理とは別物、と理解しておけばOKです。

Q. 茶位费を払わずに済ませるのは失礼? A. まったく問題ありません。 「水でいいです」と言うのは中国人も普通にやります。ただし飲茶の店では文化として受け入れるのが自然です。

Q. 子どもや高齢者が一緒のときは? A. 完全にボトル水に統一するのが安心です。歯磨きもボトル水で。体力のある大人より慎重にいきましょう。


✅ まとめ

中国の水と飲み物事情を、6行にまとめます💧

  • 🚱 水道水はそのまま飲まない。現地の人も飲みません。これだけ守れば大丈夫
  • 🫖 「沸かせば飲める」は半分だけ正解。煮沸で殺菌はできても、錆や金属は残ります。ケトルにはボトル水を入れる
  • 🪥 歯磨き・うがい・シャワーは水道水で問題なし。気になる人だけボトル水で
  • 🛒 ミネラルウォーターは500ml 2〜3元。どこでも買えるので買い溜めは不要です
  • ☕ 中国は「お湯」を飲む国。駅・列車・空港に給湯器があります。中身は「沸かした水道水」なので熱湯しか出ません
  • 🍵 レストランでは水かお茶が出る。水は無料(セルフの店も多い)、でもお茶は「茶位费」で1人2〜5元取られることがある。いらないときは「不要茶,要白开水」
  • ⛲ 「直饮水」の表示がある給水設備は飲める。こちらは膜ろ過の浄水処理済み。表示のない蛇口は飲まない

私が3年以上暮らしてきた実感として、中国の水は「怖いもの」ではなく「ルールがあるもの」です。そしてそのルールは、たったひとつ「蛇口から直接飲まない」だけ。

ボトル入りの水がこれだけ安く、これだけどこでも売っている国は、実はそう多くありません。身構えずに、中国の食と街を楽しんでください😊


📚 あわせて読みたい

飲み物まわりの「困った」を減らすなら、このあたりもセットでどうぞ。


画像クレジット: Wikimedia Commons — 農夫山泉のペットボトル: WhisperToMe (CC0) / 深圳地下鉄・福田口岸駅の「免费领水」マシン: BAIZEAKITOIU Mingdym (CC BY-SA 4.0) / 深圳のレストランで出たグラスの水: WEN Menualp TongaUU (CC0) / 飲茶のテーブルと急須: Pauloleong2002 (CC BY-SA 4.0) / 北京首都国際空港の飲水処: Zhanyanguange (CC BY-SA 3.0) / 地下鉄駅の直飲水の給水機: Howchou (CC BY-SA 3.0) / 鉄道車両の給湯器: MNXANL (CC BY-SA 4.0) / 深圳のスマート冷蔵庫: ZBMAUE oopAAM (CC0)

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よんじー
この記事を書いた人
よんじー中国・深圳在住の日本人YouTuber

広州に約3年住んだあと、2026年から深圳在住。実際に中国で暮らしている目線で、渡航・生活のリアルな情報を発信しています。